ころんのひろばの学習支援
「親は子どもに何をしてあげられますか」という問いに対して、殆どの親御さんたちは「できることなら何でもしてあげる。」と答えると思います。しかし、最初の子どもに対しては全くの親初心者です。何をどうしていいのか分からないのが現実です。そこで周りの方々から様々な情報を得て一生懸命頑張ります。子どもを育てるのにやり直しは効きません。なかなかうまくいかないことが多くあると思います。子育ての基本は子どもとよくお話をすることです。赤ちゃんが言葉を覚えるのは、お父さんお母さんからです。生まれたばかりの赤ちゃんでも耳から入ってくる言葉が蓄積されます。蓄積される言葉によって赤ちゃんの性格も形成されます。意味が分からないからと言って不用意な言葉を発しているとそれが赤ちゃんに影響してしまうことはよくあることです。子どもが幼稚園・保育園・小学生になっていくに従って周りの環境も大きく変化していきます。対人関係から学習面と多岐にわたってきます。この時期、親御さんたちはつい他の子どもたちとわが子を比べてしまいますが他の子どもたちと違うからと言ってそれを「遅れている」「進んでいる」と優劣の比較をしないことが大切です。もともと人間は個人差の大きい生き物なのです。それを個人差と捉えるのではなく個性と捉えることが大切です。子どもの個性を伸ばすには、子どもを『外からの圧力』から守ってあげる必要があります。『外からの圧力』は時に『押しつけ・義務・否定』といった子どもの本来持っている個性を損なうものがあります。こういう『外からの圧力』から子どもを守ることによって子どもは自分の持っている個性を伸ばすことが出来るようになります。親は子どもの成長をじっと伸びてくるまで我慢強く待つことが大切です。『守る』『待つ』は親にしかできない最善の子育てになります。